世界最速インターネット光回線「NURO 光」
NURO光には、大きく分けて
- 戸建て向け
- マンション向け
の契約プランがあり、内容が異なってきます。
この記事では、NURO光のマンション向けの契約プランである「NURO光 for マンション」を使う際に知っておきたい注意点・危険性をまとめていきます。
目次
NURO光 for マンションを導入する条件・月額料金
NURO光 for マンションは、通常のNURO光の契約プランとは、全く違う料金体系や仕組みが存在します。
これから紹介することは、大きなリスクにも繋がる可能性があるので、契約前に知っておきたいところです。
4人集まるまで使えない
NURO光 for マンションを使うには、同じマンションに4人以上の加入者がいなければなりません。
NURO光のページには、
今だけおひとり様でも導入工事に向けて進めます!
と記載されていますが、あくまでも、オーナーへの交渉、工事の調査、住民への導入促進などを行うだけです。
実際にNURO光を利用できるのは4人集まったときです。(1人では利用できません!)
だから、NURO光にエントリーしても、ずーーーーーっと待たされる可能性があります。
月額料金が変動する
NURO光 for マンションは、4人以上から利用でき、その後は、利用者数によって月額料金が変わってきます。
利用者数 | Hands-up会費 | 基本料金 | 月額合計 |
---|---|---|---|
6人以下 | 990円 | 1,760円 | 2,750円 |
7人 | 880円 | 1,760円 | 2,640円 |
8人 | 770円 | 1,760円 | 2,530円 |
9人 | 660円 | 1,760円 | 2,420円 |
10人以上 | 330円 | 1,760円 | 2,090円 |
NURO光 for マンションは、基本料金は変動しませんが、「Hands-up会費(工事費・設備維持管理費を支払うための任意団体)」は利用者数によって毎月変動します。
例えば、先月まで11人の利用者数がいたけど、引っ越しで4人になってしまった。
そんなときは、月額料金が2,090円 → 2,750円に値上がりします。
この仕組を知っていないと、「最初、すごく安いと思って加入したけど、気がついたら値上がりしていた・・・。」という事態になってしまいます。
しかし、NURO光 for マンションでは、Hands-upという団体を経由して契約者が均等に負担する仕組です。
そのため、契約者が増えれば増えるほど、1人あたり負担が少なくなり、月額費用に反映されます。
NURO光 for マンションは3人以下になったら強制終了
NURO光 for マンションを使う上で一番怖いケースが利用者数が3人以下になったら強制終了することです。
これにより、
- 電話番号が使えなくなる
- 違約金を請求される
- 宅内工事費の残債を請求される
- 設備導入工事費の残債を請求される
- おうち割 光セットの適用がなくなる
という事態が発生する可能性があります。
電話番号が使えなくなる
「NURO光 でんわ」で新規発番していた場合、その電話番号は使えなくなっていまいます。
※番号ポータビリティーにより、電話番号を「NURO光 でんわ」に引き継いで使っていた場合は、他事業者(NTT/KDDI など)に引き継ぐことができます。
違約金が請求される
NURO光 for マンションでは、2年間の最低利用期間が設定されています。
25ヶ月目、49ヶ月目、73ヶ月目が違約金が発生しない月となります。
利用期間 | 違約金 |
---|---|
1ヶ月目 (開通翌月) |
9,500円 |
~ | ~ |
24ヶ月目 | 9,500円 |
25ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
26ヶ月目 | 9,500円 |
~ | ~ |
48ヶ月目 | 9,500円 |
49ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
例えば、2017年1月13日に契約をした場合、
- 2019年2月(25ヶ月目)
- 2021年2月(49ヶ月目)
- 2023年2月(73ヶ月目)
に解約しないと、9,500円の違約金がかかってきます。
宅内工事費の残債を請求される
NURO光を部屋で使えるようにする宅内工事費(40,000円 ÷ 36回払い)の残債は、支払わなければなりません。
NURO光の宅内工事費は、毎月の分割金の相当額が割引されるキャンペーンにより実質無料です。
しかし、NURO光が強制解約になると分割金の相当額の割引がなくなり、残債を支払う義務が発生してしまいます。
このことは、NURO光の公式ホームページにも記載されています。
宅内工事費40,000円を36ヶ月分割でお支払いいただきます。分割払期間中にご解約される場合は、工事費の残債額を一括でご請求させていただきます。
出典:NURO光
設備導入工事費の残債を請求される
NURO光を集合住宅に導入するために契約者が均等に負担していた設備導入工事費(60,000円 ÷ 24回払い)の残債は、強制解約時の契約者が全員で負担することになります。
例えば、利用者数が3人になり、設備導入工事費の残債が39,000円あった場合、1人あたり13,000円(= 39,000円 ÷ 3人)を支払わなければなりません。
おうち割 光セットの適用がなくなる
NURO光 for マンションに加入していると、ソフトバンク契約のスマートフォン・携帯の月額料金が1台あたり最大1,000円割引される「おうち割 光セット」が適用できます。
家族全員が適用でき、
- 1人なら、月額1,000円、年間12,000円
- 2人なら、月額2,000円、年間24,000円
- 3人なら、月額3,000円、年間36,000円
もお得になります。
しかし、NURO光 for マンションのサービス終了すると、この割引がなくなってしまいます。
高額キャッシュバックもあります。ソフトバンク光のキャンペーン・キャッシュバック比較!公式・代理店おすすめは?
最後に
NURO光は、世界最速をうたうだけあって、通信速度面に関して評価が高いです。
NURO光の口コミ評判と実測、通信速度2Gbpsの実力とは?
しかしながら、NURO光を「NURO光 for マンション」で利用する場合は、この記事で挙げたとおり”強制終了のリスク”もあります。
強制終了のリスクを回避したいのであれば、NURO光の契約者数が4人のときは契約しないようにしましょう。
知っているのと知らないのでは大きな違い。しっかりとリスクを認識した上で契約することをオススメします。
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