enひかりはIPv6(v6プラス、transix)で通信速度が高速化!仕組みを解説

”インターネットをシンプルに安くする”

をモットーに業界最安値で提供されている「enひかり」

業界最安値!enひかりを契約すべき人は?メリット・デメリットまとめ

enひかりは、通信費が安いだけでなく、次世代通信技術「IPv6 IPoE」にも対応。

これによりインターネットの通信速度を爆速化させることが可能です。

この記事では、enひかりで導入されている通信速度の高速化技術「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」の仕組みについて分かりやすく解説しています。

従来の通信方式「PPPoE」は通信速度が”200Mbps以下”に制限される

現在、enひかりを含めてほぼ全ての「光コラボレーションモデル」は、通信速度が最大1Gbpsのプランで契約ができます。

このぐらいの通信速度があれば、複数台の端末で

  • Webサイトを閲覧
  • 高画質動画を視聴
  • 音楽・動画をダウンロード
  • オンラインゲーム

をしても快適にインターネットを楽しむことが可能です。

しかし、これはあくまでも理論値の話。

近年は、予想を超えたトラフィック(インターネットのデータ量)増加により、回線本来の性能は1Gbpsであるにも関わらず、通信速度が200Mbps以下に制限されています。

次世代通信技術「IPv6 IPoE」で通信速度制限を回避できる

この通信速度制限を回避する方法が、enひかりでも対応している次世代通信技術「IPv6 IPoE」です。

通信方式を従来の「PPPoE」から次世代の「IPv6 IPoE」に転換することにより、これから解説する通信のボトルネックを解消して、快適なインターネット環境を実現できます。

従来の通信方式「PPPoE」の問題点

まずは、今まで使われていた従来の通信方式「PPPoE」の何が問題だったのか?見ていきましょう。

従来の通信方式「PPPoE」は、ダイヤルアップ(電話回線)でインターネット接続していた時代から用いられている古い技術です。

そのため、近年のインターネット利用者数の増加や高画質動画の視聴などによる「データ通信量」の急激な増加に対応できなくなっていました。

特に問題なのが、インターネットにアクセスする際、絶対に通る必要がある「網終端装置」の混雑です。

出典:GMOとくとくBB

網終端装置とは、NTTグループが管理している設備であり、「NGN網(NTTのネットワーク)」と「プロバイダ」を繋ぐ大切な役割があります。

2015年から始まったenひかりを含む「光コラボレーションモデル」もNGN網を利用していますが、NTT東西のフレッツ光と同様、「網終端装置」の混雑により、通信速度が極端に低下する問題が発生しています。

つまり、通信速度制限の原因は「網終端装置」にあるということです。

この設備を管理するNTTグループも「何とかしよう」と増設を実施しているようですが、増え続けるデータ通信量に追いついていません。

また、プロバイダ各社も独自で改善を図りたいところですが、NTTグループが管理しているため、大手であっても手出しができないのが現状です。

次世代通信技術「IPv6 IPoE」は、網終端装置を迂回する

次世代通信技術「IPv6 IPoE」では、通信速度が低下する原因となっている「網終端装置」を通ることなく、インターネットに接続することが可能です。

出典:GMOとくとくBB

また、それだけでなく、従来の通信方式「PPPoE」と比較して、広い帯域幅の広い接続設備により、データ容量も通信速度も格段に上がっています。

出典:NTTコミュニケーションズ

「IPv6 IPoE」と「IPv6 PPPoE」の違いに注意しよう

ここまで読んで注意してほしいことが、インターネットの通信速度が速くなるのは「IPv6 IPoE」で接続したときです。

同じIPv6でも「 IPv6 PPPoE」では、ボトルネックである「PPPoE」を回避できず、インターネット利用者の多い夜間は通信速度が一気に下がってしまいます。

分かりやすくまとめると、次のようになります。

IP PPPoE
(遅い)
IPoE
(速い)
IPv4 IPv4 PPPoE
(遅い)
 存在しない
IPv6 IPv6 PPPoE
(遅い)
IPv6 IPoE
(速い)

つまり、インターネットの接続方式は、

  • IPv4 PPPoE
  • IPv6 PPPoE
  • IPv6 IPoE

の3種類があり、通信速度が速いのは「IPv6 IPoE」だけということになります。

IPv6非対応のWebサイトもある

ここまで読むと「IPv6 IPoE」は、インターネットで重要な通信速度を高速化できる理想的な接続方式と思えるかもしれませんが、デメリットも存在します。

それは、未だに数多くある”IPv6に対応していないWebサイト”を表示できない問題です。

そこで登場するのが、

  • IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス

です。

これにより、IPv6未対応のWebサイト、Webサービス、オンラインゲーム、アプリなども問題なく利用することができます。

さらに、

一時的にIPv4の通信を「IPv6 IPoE」に成りすますことにより、通信速度低下の原因となる「網終端装置」を迂回することができ、快適なインターネット環境を実現できます。

つまり、「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」を導入すれば、「IPv4」「IPv6」の両方のWebサイトに快適にインターネット接続ができるということですね。

なお、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービスは、

  • V6プラス
  • transix(トランジックス)
  • IPv6オプション
  • OCN v6アルファ
  • ぷららv6エクスプレス
  • IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4

といった名称のサービスで利用できます。

enひかりではオプションで「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」に対応

一つ注意してほしいことは、enひかりで次世代通信技術「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」を使うには、有料オプションを申し込む必要がある点です。

  • v6プラス
  • transix

のいずれかに申し込む必要があり、月額料金は180円となります。

通信速度を気にする方は、忘れずにオプションを付けましょう。

逆に「少しでも通信費を節約したい!」という方は、一旦、オプションなしで契約。あとで通信速度に不満がでたとき、オプションを付けると良いでしょう。

「v6プラス」と「transix」の違い

では、enひかりでは「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」を利用するために

  • v6プラス
  • transix

のどちらを選べばいいのでしょうか?

結論を言ってしまうと、インターネットの通信速度を高速化させる意味では、どちらも全く同じです。

ただ、これらのサービスを提供するVNE(仮想通信提供者)が違ってきます。

v6プラス 株式会社日本ネットワークイネイブラー
transix インターネットマルチフィールド株式会社(IIJ系列)
v6プラスとtransixのどちらを選んでも網終端装置の混雑を回避することが可能。

通信速度が低下する原因が取り除かれることで速度向上が期待できます。

無線LANルーターの選び方

enひかりで「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」を使用する場合、自宅の無線LANルータも対応している必要があります。

※enひかりでホームゲートウェイを月額200円でレンタルする場合は必要ありません。

次で紹介するのは「v6プラス」と「transix」の両方に対応している国内メーカー「バッファロー製」の無線LANルーターです。

戸建て

高感度アンテナで家中どこでも快適なインターネットができます。

  • MU-MIMO(最大3台の同時処理が可能)
  • ビームフォーミング機能(スマートフォン・タブレットなどの位置・距離を判別する技術)
  • アドバンスドQoS(動画、音声、ゲームなどの優先度を設定)

などにも対応しており、性能面では文句なし。

この1台でも十分ですが、仮に遠すぎて電波が届かない部屋が出てきたとしても、もう一台購入すれば、最新技術「メッシュネットワーク」の構築により家中途切れることなく、インターネットができます。

マンション

有線LAN 最大1Gbps
無線LAN 最大1.3Gbps

3本の高感度アンテナで家中どこでも快適なインターネットができます。

先ほどより紹介した製品より若干性能が劣りますが、その分、安い価格で購入することが可能です。

  • ハンドステアリング
  • ビームフォーミング機能
  • アドバンスドQoS

などにも対応しており、普通に使うのであれば十分な性能を備えています。

enひかりで無線LANルーター大特価キャンペーン実施中

記事執筆現在、enひかりを新規申し込むとv6プラス対応無線LANルーターを大特価キャンペーン価格で購入できます。

メーカー エレコム
品番 PA-WG1200HS4
有線LAN 最大1Gbps、
無線LAN 5GHz:最大867Mbps
2.4GHz:最大300Mbps
その他 ・ビームフォーミング(特定の通信相手に的を絞って電波を送る技術)
・MU-MIMO(複数の端末と同時通信できる機能)
・ハイパワーシステム対応(電波が遠くまで届く機能)

条件は、

  1. 在庫が残っている
  2. enひかりおよびenひかり「v6プラス」の申し込み
  3. 2020年12月26日~2021年5月31日までに新規申し込み
  4. 2021年7月31日までに開通

の4つです。

記事執筆時点で楽天市場で4,136円(税込)で販売されていますが、大特価キャンペーンにより1,300円(税抜)+ 送料800円で購入できます。

無線LANルーターの買取となるため、enひかりを解約しても返却する必要はありません。

また、実質80%OFFで購入できますが、最低利用期間および違約金などの縛りも一切なく、良心的なキャンペーン内容となっています。

最後に

快適にインターネットを利用したいのであれば、通信速度の高速化技術「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」の対応は必須です。

enひかりでは「v6プラス」「transix」の2つの主要なサービスに対応。

最低利用期間(2年縛り、3年縛り)がなく、違約金なしで解約ができるので、仮に通信速度に不満があっても気軽に乗り換えができます。

インターネットの通信費を節約しつつ、高速インターネットを利用したい方におすすめです。

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ABOUTこの記事をかいた人

家電量販店での光回線販売員時代に感じた「インターネット光回線のプランは複雑すぎる。」を解消するために、当ブログを立ち上げました。ファイナンシャルプランニング技能士(FP)の知識も活かして家庭の通信費を削減・節約できる情報を分かりやすく解説します。