@T COMヒカリ(アットティーコム)を解約しようと思ってるけど、どのくらいかかるのだろう?
この記事では、@T COMヒカリの解約にかかる費用と違約金0円にする方法を解説します。
目次
@T COMヒカリの解約にかかる費用
まず、@T COMヒカリを解約する際は、
- 違約金
- 工事費の残額
の2つの費用がかかる可能性があります。
違約金
@T COMヒカリの違約金は、12,000円です。
@T COMヒカリの契約成立月を1ヶ月目として、24ヶ月目、25ヶ月目、47ヶ月目、48ヶ月目が違約金が発生しない月となります。
利用期間 | 違約金 |
---|---|
1ヶ月目 (開通月) |
12,000円 |
~ | ~ |
23ヶ月目 | 12,000円 |
24ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
25ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
26ヶ月目 | 12,000円 |
~ | ~ |
47ヶ月目 | 12,000円 |
48ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
49ヶ月目 (契約更新月) |
0円 |
例えば、2017年1月13日に契約をした場合、
- 2019年1月(24ヶ月目)
- 2019年2月(25ヶ月目)
- 2021年1月(48ヶ月目)
- 2021年2月(49ヶ月目)
に解約しないと、12,000円の違約金がかかってきます。
通常、@T COMヒカリに申し込むと「2年バリューパック」に加入することになります。
2年バリューパックとは、2年間(24ヶ月)の最低利用期間を設けることを条件に
- 戸建てタイプは、”毎月1,300円”
- マンションタイプは、”毎月1,200円”
を割引してくれるサービスです。
戸建てタイプの場合は、割引額も若干大きく、1ヶ月間で1,200円、1年間で14,400円、2年間で28,800円もお得になりますが、もし、2年未満に解約してしまうと、違約金として12,000円を払わなければなりません。
そして、この2年定期契約で特に注意すべき点は、自動更新です。
これは、契約から2年が経過すると、新たに”2年縛り”がスタートするというものです。
つまり、2年が過ぎても、自動更新により最低利用期間が継続するということです。
もし、違約金を払いたくなければ、24ヶ月目と25ヶ月目の「契約更新月」に解約手続きをする必要があります。
工事費の残額
また、@T COMヒカリでは、新規で申し込んだ場合、30ヶ月以内に解約すると工事費の残債が一括請求される可能性があります。
@T COMヒカリの工事費用を30分割で支払っていた場合は、一括請求される工事費の残債は次の表のようになります。
利用期間 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
1ヶ月目 (開通月) |
18,000円 | 15,000円 |
6ヶ月目 | 15,000円 | 12,500円 |
12ヶ月目 | 11,400円 | 9,500円 |
18ヶ月目 | 7,800円 | 6,500円 |
24ヶ月目 | 4,200円 | 3,500円 |
30ヶ月目 | 600円 | 500円 |
31ヶ月目 | 0円 | 0円 |
~ | ~ | ~ |
例えば、戸建てタイプで12ヶ月利用してから解約したときは、工事費の残債11,400円を払わなければなりません。
※フレッツ光から乗り換え(転用)で、すでにフレッツ光の工事費用を払い終えてた場合は、工事費の残債はかかりません。
@T COMヒカリを利用するには、電柱から自宅に光回線を引き込む簡単な工事をする必要があり、当然、工事費用も発生します。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
転用 | 0円 | 0円 |
新規 | 18,000円 (分割:600円×30回) |
15,000円 (分割:500円×30回) |
工事費用は、一括で支払うこともできますが、ほとんどの人は、「分割払い(30回)」を選択し、毎月の通信費と一緒に払っていると思います。
もし、@T COMヒカリを解約する際、この工事費用を完済していない状態だと、残りの工事費用を一括で請求されてしまいます。
工事費の残債は、30分割で支払っていた場合は、次のように計算できます。
- 一戸建タイプての工事費の残債 = 18,000円 -(利用した月数 -1)× 800円
- マンションタイプの工事費の残債 = 15,000円 -(利用した月数 -1)× 500円
例えば、戸建てタイプで15ヶ月目に解約した場合、18,000円 – 14 × 800 = 6,800円の工事費の残債が請求されます。
解約時の注意点
@T COMヒカリの解約時に注意すべきことは、auスマートバリューの適用についてです。
auスマートバリューとは、
- auのスマートフォン・携帯電話・タブレット・パソコン
- auと提携したインターネット光回線(@T COMヒカリなど)
の両方を契約することによりスマートフォン・携帯電話等の月額料金から500円~1,000円が割引されるサービスです。
例えば、家族全員がデータ定額5(5GB)を契約しているなら、
- 1人なら、月額1,410円、年間16,920円
- 2人なら、月額2,820円、年間33,840円
- 3人なら、月額4,230円、年間50,760円
- 4人なら、月額5,640円、年間67,680円
- 5人なら、月額7,050円、年間84,600円
もお得になります。
もし、現在auスマートバリューを適用しているなら「@T COMヒカリ」を解約することにより適用対象外となってしまう可能性があります。
auスマートバリューの適用をしたいのであれば、次の記事で紹介している対象のプロバイダを乗り換え先に選びましょう。
解約金0円で済ませる方法
仮に@T COMヒカリを契約してから、1年目で解約をすると以下の解約金が発生します。
種別 | 金額 |
---|---|
2年割の違約金 | 12,000円 |
工事費の残債 | 9,200円 |
合計 | 21,200円 |
インターネット光回線を解約するだけなのに、2万円以上も支払わないといけないのは正直キツイです。
これらの解約金を0円で済ませるには、
- 解約金が0円のタイミングを狙う
- 解約金を全額負担してくれるプロバイダを選ぶ
の2通りの方法があります。
解約金が0円のタイミングを狙う
まず、一つ目が「違約金」「工事費の残債」がかからないように、タイミングよく解約する方法です。
具体的には、
- 契約更新月(24ヶ月目、25ヶ月目、47ヶ月目、48ヶ月目)に解約して、違約金を0円にする
- 31ヶ月以上利用して、工事費の残債を0円にする
という方法になります。
ただ、この方法は、タイミングが難しく、長期間待たなければならないケースも出てきます。
もし、「違約金」「工事費の残債」の両方を0円にしようと思ったら、47ヶ月目に解約を申し出る必要が生じてきます。
現在、@T COMヒカリを転用(フレッツ光からの乗り換え)で契約している場合は、「工事費の残債」は0円なので気にする必要がないですが、それでも、チャンスは2年で2ヶ月だけになります。
@T COMヒカリの解約の際は、解約月の月額料金が日割り計算になりません。
だから、5日に解約しても、15日に解約しても、25日に解約しても、解約月は同じ月額料金(戸建て5,100円、マンション3,800円)がかかってきます。
できれば、月末に解約した方がお得です。
解約金を全額負担してくれるプロバイダを選ぶ
もう一つの手段が違約金・解約金を満額還元(キャッシュバック)してくれるプロバイダに乗り換えることです。
残念ながら、あまり選択肢は多くありませんが、これなら、長期間待たされることなく、プロバイダを変更できます。
中には、違約金・撤去工事費を10万円まで負担してくれるプロバイダもあるので、一度、確認してみてはいかがでしょうか?
※@T COMヒカリは、auひかりの「auひかり 新スタートサポート」の違約金還元の対象外となっているので注意が必要です。
初期契約解除制度で8日以内に解約する
インターネット光回線の契約では、電気通信事業法で定められる「初期契約解除制度」を適用することで違約金なしで解約できます。
ただし、
- 契約書面が届いてから8日以内に解約の申請
をしなければなりません。
また、違約金は0円となりますが、利用者にも一定の費用負担は求められることになります。
初期契約解除制度 | |
---|---|
違約金 | 支払い不要 |
事務手数料 | 自己負担 |
工事費用 (実施済みの場合) |
自己負担 |
月額料金 (日割り) |
自己負担 |
端末の返送料 | 自己負担 |
初期契約解除制度で解約する際は、担当者に「初期契約解除制度を利用してキャンセルをしたい」ということを伝えなければ、通常の解約扱いとなり、違約金が請求される可能性があるので注意しましょう。
@T COMヒカリの解約手順
@T COMヒカリの解約手続きは、電話で行えます。
0120-805633(通話料無料)
※受付時間:10:00~20:00(平日) 10:00~18:00(土日祝)
上記の受付窓口に電話をしてから、@T COMヒカリを解約する旨を伝えましょう。(このときに解約金について最終確認するのも良いでしょう。)
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