「突然、外出先でインターネットが繋がらなくなった。」
そんな経験を持っている方は、意外と多いのではないでしょうか?
特に法人の場合は、インターネットが数時間でも繋がらなくなれば、その損害は計り知れないものになるケースもあります。
そこでオススメしたいのが、
- クラウドSIM
となります。
クラウドSIMとは、簡単に言ってしまえば、複数のキャリアの電波にマルチに対応し、通信する場所に応じてキャリアが自動で選択される仕組みです。
これによりインターネットに障害が発生して繋がらなくなるリスクを大幅に低減でき、いつでも快適に安定的な通信品質で大切な情報のやり取りができます。
この記事では、NTTグループ西日本のメディアサプライが提供している大容量の法人向けクラウドSIMサービス「DoRACOON(ドゥラクーン)」について紹介します。
目次
法人向けクラウドSIMサービス「DoRACOON(ドゥラクーン)」とは
DoRACOON(ドゥラクーン)とは、NTT西日本の子会社「NTTメディアサプライ」が提供している法人向けクラウドSIMサービスです。
活用シーンとしては、
- 高速インターネット光回線を敷けないオフィスや店舗で導入
- 出張時などに外出先でもノートパソコンやタブレットでインターネットを接続
- テレワーク、リモートワーク、災害発生時のためのインターネット環境の構築
- スマートフォンタイプとビジネスフォンを活用したオフィス内線子機化
など、様々です。
サービス名 | DoRACOON(ドゥラクーン) |
---|---|
提供会社 | NTTメディアサプライ ※日本最大の通信会社「NTTグループ」に属します。 |
対象 | 法人、商号登記をしている個人事業主 |
初期費用 | 3,000円(税込3,300円) |
月額料金 | マルチファンクションタイプ:2,000円~ モバイルルータータイプ:1,500円~ スマートフォンタイプ:1,000円~ 休止プラン:500円 ※プロバイダー込みの月額料金となります。 |
機器代 | マルチファンクションタイプ:55,000円 モバイルルータータイプ:19,800円 スマートフォンタイプ:46,000円 |
オプション料金 | 機器補償オプション:500円/月 容量追加:1GBあたり500円(購入日から90日間利用可能) ケース(ソフトタイプ)/ガラスフィルム:1,980円/セット |
最低利用期間 | なし |
通信 | LTE(4G) |
キャリア | ドコモ、au、ソフトバンクなどマルチキャリアに対応 ※電波の状況に応じて自動的に切り替え。ご自身で選択することはできません。 |
支払い方法 | クレジットカード、口座振替(手数料300円/月)、請求書払い・銀行振込(※郵送の場合は手数料300円/月) |
※金額は税抜表記となります。
クラウドSIM
出典:DoRACOON(ドゥラクーン)
まず、一番に紹介しておきたいのが「DoRACOON(ドゥラクーン)」の全プラン共通で利用できるクラウドSIM(マルチキャリア)です。
冒頭でもお伝えしたとおり、クラウドSIMとは、インターネットの通信障害のリスクを軽減できる仕組みとなります。
従来、スマートフォンやモバイルWi-Fiルーターを利用する場合は、契約したキャリアのみ利用することができました。
しかし、これまでの通信障害事例を見ても分かるとおり、大手キャリアであっても通信障害は避けられないものです。
ドコモ | 2020年5月30日、12時55分から18時32分にかけて関西・九州・中国・四国の一部地域で通信障害が発生。インターネット接続やメール送受信が利用しづらい状況となりました。 |
---|---|
au | 2020年10月15日、17時04分頃から17時53分にかけて西日本エリアの一部で通信障害が発生。音声通話およびデータ通信が利用しづらい状況となりました。 |
ソフトバンク | 2018年12月6日、13時39分頃から18時4分にかけて機器の不具合により全国規模の通信障害が発生。通信が全面的に利用できない状況となりました。 |
特に地震、台風、豪雨、大雪などの自然災害時には、通信障害復旧までに時間を要するケースが多くなっています。
DoRACOON(ドゥラクーン)であれば、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
などのマルチキャリアに対応し、通信する場所に応じて最適な回線が自動接続されます。
そのため、都市部でも、人里離れた山林部でも、電波状況に応じて最適な回線が自動接続されます。
クラウドSIMだからといってややこしい使い方ではなく、「接続開始」のボタンを押すだけで簡単に使えます。
NTTグループの確かな品質
DoRACOON(ドゥラクーン)の大きなメリットが日本最大の通信会社「NTTグループ」の「NTTメディアサプライ社」が運営している点です。
これまでクラウドSIMと言えば、新興企業を中心に展開されていました。
しかし、一部の事業者においては「無制限」の謳い文句で契約の締結に至っていたにもかかわらず、相当数の利用者の速度制限を著しく制限していたケースもありました。
総務省からも行政指導が行われ、その結果、クラウドSIMに対するイメージが低下する事態にも繋がってしまいました。
DoRACOON(ドゥラクーン)は、日本国内のインターネット黎明期から技術発展を支えてきた「NTTグループ」の「NTTメディアサプライ社」によって運営されています。
DoRACOONカスタマセンターによるサポート体制も充実しており、法人でも安心して導入することができるでしょう。
DoRACOON(ドゥラクーン)は3種類の端末を選択できる
DoRACOON(ドゥラクーン)は、
- マルチファンクションタイプ
- モバイルルータータイプ
- スマートフォンタイプ
の3種類の端末から用途に合わせて選択できます。
マルチファンクションタイプ
マルチファンクションタイプとは、オフィスに設置して利用する据え置き型のWi-Fiルーターです。
主な特徴は、
- 通信速度:上り最大50Mbps、下り最大75Mbps
- 同時接続台数:最大5台
- 有線接続:LAN/USB(Type-C)対応(1ポート)
- 電源方式:ACアダプター電源式
です。
料金プラン
マルチファンクションタイプの料金プランは、次のようになります。
プレミアムプラン | 月間容量5GBプラン~ | |
---|---|---|
月額料金 | 4,500円 | 2,000円 |
通信利用量 | 10GB/日 ※5GB超は段階的に速度制限(翌日以降制限解除) |
5GB/月 ※5GBを超えると当月末まで速度制限 |
端末料金 | 55,000円 |
※金額は税抜表記となります。
有線接続に対応しているのでWi-Fiが搭載されていないデスクトップパソコンでも接続できます。
もちろん、Wi-Fi接続によりノートパソコン、タブレット、スマートフォンなども一度に最大5台まで利用可能です。
モバイルルータータイプ
▲左 DOR01、右 DOR02
モバイルルータータイプとは、大容量バッテリーを搭載した外出先で自由に持ち運びできるタイプです。
2つの機種が用意されています。
DOR01 | DOR02 | |
---|---|---|
通信速度 | 上り最大50Mbps、下り最大150Mbps | 上り最大50Mbps、下り最大150Mbps |
同時接続台数 | 5台 | 10台 |
バッテリー | 3,400mAh | 3,000mAh |
最大連続稼働時間 | 15時間 | 12時間 |
搭載アプリケーション | 地図・翻訳 | なし |
バッテリー消費量を減らすことができる、省エネモードも便利。
同時接続台数の多さを優先するなら”DOR02″を選ぶと良いでしょう。
料金プラン
モバイルルータータイプの料金プランは、次のようになります。
プレミアムプラン | 月間容量5GBプラン~ | |
---|---|---|
月額料金 | 3,800円 | 1,500円 |
通信利用量 | 10GB/日 ※5GB超は段階的に速度制限(翌日以降制限解除) |
5GB/月 ※5GBを超えると当月末まで速度制限 |
端末料金 | 19,800円 |
※金額は税抜表記となります。
有線接続は非対応ですが、他と比べて「月額料金」「端末料金」が安く、導入しやすいタイプと言えます。
同時接続台数も10台と多いのも魅力的です。
スマートフォンタイプ
スマートフォンタイプでは、クアルコム製のチップセットを搭載したクラウドSIM対応最新スマホ・ jetfon S20i(NTTMSモデル)を利用します。
主な機種の特徴は、
- OS:Android9
- CPU:Qualcomm SDM636
- メモリ:6GB
- 内蔵ストレージ容量:64GB
- ディスプレイ:6.26インチ(解像度2280ドット × 1080ドット FHD+)
- サイズ:75.7 × 155.5 × 8.2mm
- 重量:約165g
- バッテリー:3,200mAh
- カメラ:背面カメラ1,300 + 500万画素(デュアル)、前面カメラ1,600万画素
です。
デザリングにより最大5台まで接続可能。
また、生体認証(指紋認証)の対応によりセキュリティ性を向上させつつ、安全・スピーディーにスマートフォンのロックを解除することができます。
料金プラン
スマートフォンタイプの料金プランは、次のようになります。
プレミアムプラン | 月間容量5GBプラン~ | |
---|---|---|
月額料金 | 3,800円 | 1,500円 |
通信利用量 | 10GB/日 ※5GB超は段階的に速度制限(翌日以降制限解除) |
5GB/月 ※5GBを超えると当月末まで速度制限 |
端末料金 | 19,800円 |
※金額は税抜表記となります。
デザリング機能を活用すれば”モバイルWi-Fiルーター”のように使うこともできます。
DoRACOON(ドゥラクーン)のメリット
では、DoRACOON(ドゥラクーン)を選ぶメリットは何でしょうか?詳しく見ていきましょう。
回線工事が必要ない
DoRACOON(ドゥラクーン)も含めて、モバイルWi-Fiルーターに共通するメリットは、回線工事が必要ない点です。
通常、自宅にインターネット光回線を敷く場合は、
- 現地調査
- 宅内工事
- ブロードバンドルーターの設定
などが必要です。
現地調査や宅内工事当日は”立ち会い”が必要であり、申し込みから開通までに2週間~1ヶ月程度はかかります。
DoRACOON(ドゥラクーン)であれば、自宅に機器が届いたら電源を入れるだけでインターネットを利用することが可能です。
出典:DoRACOON(ドゥラクーン)
誰でもラクに使えるのが大きなメリットと言えます。
1日5GBまで無制限で利用できる
DoRACOON(ドゥラクーン)のプレミアムプランでは、1日5GBまで無制限で利用可能です。
5GBを超えたら中速通信(1~3Mbps)まで制限されますが、1日10GBを超えるまでは普通にWebサイトを閲覧できる速度で利用できます。
メール、LINE | 0.2~1Mbps |
---|---|
Webサイト閲覧 | 1~2Mbps |
Webサイト閲覧(画像が多い) | 3~5Mbps |
動画の視聴(HD画質) | 5Mbps |
動画の視聴(4K画質) | 25Mbps |
オンラインゲーム | 10~50Mbps |
※10GBを超過すると通信速度は128kbpsに制限されてしまいます。
仮に大容量ファイルのダウンロードなどで速度制限がかかってしまっても翌日には制限が解除されます。
月間容量プランは、その日のうちに通信速度制限を解除したい場合は、1GBあたり500円(税抜)で容量を追加すれば、速度制限を解除することも可能です。
また、他社のモバイルWi-Fiルーターは、月間データ量”無制限”をうたっていても3日間で10GB以上となった場合に速度制限がかされるケースも多いです。
DoRACOON(ドゥラクーン)であれば、3日間で最大15GBまで速度制限なしで利用することもできます。
最低利用期間なし
DoRACOON(ドゥラクーン)には、最低利用期間および違約金が設定されていません。
最低利用期間とは「最低2年間は契約を継続させてください。もし、それ以内に解約をした場合は、1万円の違約金を支払ってもらいます。」という契約を言います。
この仕組みの怖いところは、最低利用期間が過ぎても自動更新により”契約更新月”をまたいで最低利用期間が継続する点です。
もし、違約金を支払いたくない場合は、最低利用期間の終了後に設けられている1~2ヶ月間の契約更新月に解約手続きをしなければなりません。
主なモバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)ごとの最低利用期間は、次のとおりです。
ポケットWi-Fi | 最低利用期間 | 違約金 |
---|---|---|
BroadWiMAX (ギガ放題プラン) |
3年 | 12ヶ月以内:19,000円 13~24ヶ月目:14,000円 25ヶ月目以降:9,500円 更新月:0円 ※キャンペーン適用時は24ヶ月以内の解約で別途9,500円 |
GMOとくとくBB (ギガ放題プラン) |
3年 | 12ヶ月以内:19,000円 13~24ヶ月目:14,000円 25ヶ月目以降:9,500円 更新月:0円 |
DoRACOON (プレミアムプラン) |
なし | なし |
※2021年2月時点のデータとなります。
その他のモバイルWi-Fiルーターについても、最低利用期間が設定されているケースが一般的です。
すぐに解約手続きをするか、休止手続きにより月額料金を500円まで抑えて、いつでも復活させることが可能です。
法人なら「DoRACOON(ドゥラクーン)」を導入しよう
DoRACOON(ドゥラクーン)は、法人および商号登記済みの個人事業主限定のクラウドSIMです。
DoRACOON(ドゥラクーン)は、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
などのマルチキャリアに対応していることからエリアの広さだけでなく、一時的な電波障害にも強くなっています。
月額料金も他社モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)と比較しても安く、特に最低利用期間が設けられていない点が大きなメリットです。
コメントを残す